ウクライナ上空でマレーシア航空17便が墜落した。現場はウクライナ軍と親ロシア派武装勢力との交戦地帯で、調査団は現地入りすることができない。一帯には犠牲者の遺体と機体の破片が散乱したまま。状況は混乱を極め、遺族らは真相の解明が進まないことにいら立つ。ネット上にはニセ情報が飛び交い、西側政府は身動きが取れず、大手メディアも情報収集に行き詰まっていた。そんな中、思わぬところから真実が浮かび上がり始める。
マレーシア航空17便を撃墜した犯人捜しで議論が過熱。遺族が悲しみに暮れる中、ロシアとウクライナは双方とも責任を否定する。ネット上には陰謀論まで飛び交う始末だ。この状況に危機感を抱いたベリングキャットの面々は、SNSの投稿や公開された情報の中から手がかりを探し出し、それらの断片を組み合わせ、検証しながら調査を進める。必要なのは真実を見極める目。そしてついに航空機撃墜に使用された武器にたどり着く。
ウクライナ政府は傍受した通話の音声情報をネット上に公開。エリオットはブルガリアとロシアのジャーナリストたちを仲間に迎え入れ、話者の特定に着手する。ロシアは引き続き航空機撃墜への関与を否定。さらには政敵や政府を批判する者たちの暗殺プログラムまで展開する。ロシアの秘密を暴こうとするベリングキャットもその標的に。しかしついに実行犯4人は起訴され有罪判決を受ける。ベリングキャットの努力が実を結んだのだ。