アメリカで起きたコンテナ船の衝突による橋の崩落、オランダのサッカースタジアムの屋根の崩落、マンハッタンの高層ビルの上で起きたクレーン火災、爆破しても倒壊しなかったスコットランドのタワーマンション、中国で起きた下水道管破裂による排泄物の噴出など、世界各地で起きた惨事を紹介する。最後に紹介する一風変わったイギリスのパブで飲みたくなるかも。
トルコでは、画期的な耐震構造を謳っていたアパートが大地震で倒壊する事態に。台湾の港では2基の大型クレーンが衝突し、韓国ではバッテリー工場が爆発。作業員たちにとっては悪夢の1日となった。がいし引き工事はすでに時代遅れになったが、シドニー・オペラハウスは初期設計に多くの欠陥を抱えていたにもかかわらず、今なお健在。ドレスデンではカローラ橋崩壊の謎に迫る。
アメリカ、フィラデルフィアの交通量の多い州間高速道路95号線で、タンクローリーが炎上した事件を取り上げる。また、プエルトリコにある天文台では世界最大級の電波望遠鏡が崩壊した。さらに、課題が山積み状態のニューヨークの豪華な高層ビル、地盤沈下が進む日本の空港、ナイジェリアで連続する倒壊事件など数々の問題に加え、デザインが斬新過ぎて物議を醸す博物館の改装も紹介する。
スペースシャトル、コロンビア号の悲劇は、すでに設計に組み込まれていた運命だったのか。中国では橋と船舶の衝突事故が相次ぎ、建設業者が対応に追われる。仮設ステージは設置も撤去も簡単だが、時に突然崩れ落ちることも。倒壊するホテル、無駄に高額な費用がかかった空港、そしてまるでコンクリートの塊のように横倒しになった上海のアパートなど、さまざまなトラブルの背景に迫る。
落雷はいつでも建造物へダメージを与える。世界のあちこちで、様々な理由で街が沈下し、冷却塔が崩壊していく。メキシコシティでは地下鉄の車両が落下し、インドでは多数の橋が倒壊。ダラスでは解体爆破の失敗で「ピサの斜塔」ならぬ「ダラスの斜塔」が登場し、SNSで話題に。また、限られた道具や情報から即興で問題を解決し窮地を突破する能力は、天才なのか、はたまた無謀か。
イタリアでは建設中のスーパーマーケットが突如として崩壊。遊園地は火災によって楽しい場所から一変して悪夢に。インドではトンネル工事中の作業員が崩落事故に巻き込まれる。カナダの路面電車は、何度も繰り返される不具合で信頼を失っている。スタジアムの屋根がハリケーンによって吹き飛ばされる事態も。さらに、住宅建設に潜む鉛による誤解とその影響についても迫る。