米海軍のエリートパイロット養成プログラムの上級コースに初めてカメラが入る。砂漠にあるエルセントロ海軍航空施設で始まる空爆の訓練。1回目は陣形を組んで飛び、急降下して爆弾を落とすルートを確認。2回目は初めて演習用爆弾を積んで乗り、目標の近くに爆弾を落とせるよう何度も投下を繰り返す。そして訓練生たちが単独飛行できるかを見極める試験も行われる。その中で、一部の訓練生は重力加速度や高度下限を破ってしまう。
今回は、海軍のパイロットならでは「航空母艦への着艦資格」を取るために陸上で行われる空母離着陸訓練に焦点を当てる。演習期間の途中に設けられた「家族の日」には訓練生の家族も見学に訪れる。アンドリューは一瞬の気の緩みから、速度オーバーという重大な違反を犯し、ペナルティとして内勤を命じられる。カリッサはタッチ・アンド・ゴーに苦戦し、養成プログラム脱落の岐路に立たされる。
訓練はさらに難易度の高い空中戦になる。第1段階は生徒が有利な攻撃側になって、過激な飛行に挑む。オースティンは再び最低飛行高度を守れず失格に。退学にするか審議会にかけられる。マイカは過剰なGがかかる状態に耐え切れず、操縦席で吐いてしまう。同じことが続くと不適合とされてしまう可能性があるため、不安になる。2人は子供の時からの夢の実現に向けて、大一番の再試験に挑む。
空中戦で攻撃を防御する側は、さらに難度が上がる。訓練生は経験豊富な教官が乗る敵機からの攻撃を避ける演習に挑む。アンドリューは1回目から撃たれまくり、日ごろの強気も影を潜める。限られた時間内に移動して空爆する近接航空支援という作戦に挑むマーカスは、空爆訓練で苦戦しただけに緊張と不安に襲われる。それぞれ家族に後押しされながら、あと一歩まで来た戦闘機パイロットの夢に向かって奮起する。
養成プログラムも終盤を迎え、難易度は大きく上がる。陣形を組んで飛び、狭い峡谷での低空飛行を経て敵陣を空爆するなど、これまでの訓練を組み合わせた演習や、戦地での実戦に基づいた教官との1対1の迎撃戦に挑む。これで最終成績が出て、訓練生の配属先が決まる。初期に陣形を学んでいた段階から苦戦していたスペンサー・ニールは家族の思いを背負い、配属先の第1希望が通ることを願いながら難易度の高い課題に挑む。
ほとんどの訓練生が全課程を終えて配属先が決まっていく中、あと1つクリアしないと落第になってしまう危機的な状況なのが、カリッサとオースティンだ。カリッサは、接近戦ではうまくこなすが、1回で決めなければいけない着艦スタイルの着陸で失敗。オースティンは強気の性格が裏目に出て最低高度違反を犯すなど空中戦で4回失敗してしまう。2人とも念願の金の翼のバッジを懸けたラストチャンスのフライトに挑む。