ナショナル ジオグラフィック

チンギス・ハーン:モンゴル帝国最強の秘密

原題: Genghis Khan: The Secret History of the Mongols
チンギス・ハーン:モンゴル帝国最強の秘密の写真

放送予定

25.08.30 22:00
 テムジン:ハーンとなる少年(原題:Temujin: the Boy Who Will Be Khan) [二][新]

番組内容

恐れを知らぬ戦士であり、冷徹な征服者であるチンギス・ハーンの劇的な台頭と、モンゴル帝国の驚異的な拡大をスリリングに描く全6話のシリーズ。「モンゴル秘史」の新訳を基に、チンギス・ハーンとして広く知られる伝説の統治者の生涯と、数々の戦いに関する驚くべき発見を明かす。

声:櫻井孝宏

■60分×6話

エピソード

「 テムジン:ハーンとなる少年(原題:Temujin: the Boy Who Will Be Khan) 」

第1話は、テムジン(のちのチンギス・ハーン)の波乱に満ちた幼少期から、若き戦士として成長するまでを描く。有力な氏族の跡継ぎとして生まれたテムジンだったが、その生活は父の死によって一変する。部族からの迫害、敵対する氏族の襲撃、妻の略奪など数々の苦難に襲われた。だが彼は、持って生まれたカリスマ性と賢さで有力者を味方につけ、失われた権力を取り戻そうとする。やがて彼には新たな野望が芽生えるのであった。

「 チンギス・ハーンの称号(原題:The Rise of Chinggis Khan) 」

幼なじみの盟友ジャムカと歩みを共にするテムジン。しかし二人の深い友情はやがて敵対関係へと変化する。戦いの末、敗北したテムジンは、10年にわたり金王朝で過ごすことを余儀なくされる。その後、故郷に帰還したテムジンは、モンゴル高原での地位を再び確立し、かつての盟友を含むすべての敵対勢力を服従させていく。そして、ついに草原の覇者となった彼は、後世にその名を刻む「チンギス・ハーン」という称号を手にする。

「 帝国の誕生(原題:The Birth of the Empire) 」

ハーンの称号を得たチンギスは、強力な軍隊を組織し、身内の人間をはじめとするライバルたちを退け、確固たる権力を手にする。さらにチンギスは、タングートや金王朝の討伐を目指して遠征に打って出る。勇敢な戦いを繰り広げ、大胆かつ斬新な戦術を駆使して、残忍な首都包囲戦を展開。チンギス率いるモンゴル軍の躍進は留まるところを知らず、モンゴル帝国をかつてない規模へと拡大させていく。

「 帝国の躍進(原題:The Unstoppable Empire) 」

西の隣国がモンゴルの使節団を襲撃したことを受け、チンギス・ハーンは報復のため、大規模な西方遠征に乗り出す。その結果、ホラズム・シャー朝は壊滅し、モンゴル軍はペルシャ一帯を支配下に置く。年を重ね、体力が衰えてきたチンギスは、三男オゴデイを後継者に指名。死が近づく中、隣接する西夏に対して遠征を行う。こうして彼は、ユーラシア大陸に広がる空前の大帝国を築き上げ、その生涯を閉じた。

「 第2代皇帝 オゴデイ(原題:The Rule of Ogedei) 」

チンギス・ハーン亡き後、モンゴル帝国の新たな皇帝に即位したのは、チンギスの三男、オゴデイだった。彼は父チンギスとは全く異なるタイプの君主だったが、父が成しえなかった金王朝や中東の征服を実現。領土をさらに拡大しただけでなく、首都カラコルムを建設し、国家としての体制整備にも着手した。さらには、甥のバトゥと老練な将軍スブタイに命じて、西方遠征を開始。ロシア方面への大規模な侵攻へと乗り出していく。

「 包囲されるヨーロッパ(原題:Europe Under Siege) 」

モンゴル軍は、ロシアやヨーロッパの地に侵攻し、抵抗する都市を徹底的に破壊。卓越した機動力と戦略によって、騎士たちの軍勢を次々と打ち破る。ところが、モンゴルの軍勢が西ヨーロッパへ及ぼうとした時、オゴデイ・ハーン崩御の知らせがバトゥに届く。すでに中国からヨーロッパにまで及ぶ、史上最大級の領土を確立していたモンゴル帝国内部では、ハーンの後継者をめぐる争いが幕を開け、西方遠征は突然中断される。

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