シャーク・アタック！科学分析調査班

オーストラリアの都市沿岸でサーファーがサメに襲われ、重傷を負う事故が発生。世界最高峰のサメ専門家から成る調査チームが、その恐るべき襲撃事故の謎に挑み、サーファーを襲ったサメの種類や、襲撃の背景を探る。手がかりを求め、他の都市部でのサメ襲撃事例の調査を進めるうち、次々と意外な事実が判明。集めた証拠を最先端のラボで解析し、サメと都市化の驚くべき真相が明らかになる。

フロリダ州の美しいリーフで家族とシュノーケリングをしていた少年が襲われ、脚を失う重傷を負う。そしてこの時、世界各地でサメによる襲撃事故が相次いでいた。数日間に集中したサメの噛みつき事故の謎を解明するため、調査チームは事故の共通点を探し出し、最先端のラボでデータを分析していく。その中で、私たちの目には見えない力が、サメの行動に影響を与えていた可能性が浮上する。

ある年を境に突然、サメの襲撃事故が多発するようになったロングアイランドのビーチ。浅瀬で襲われた被害者たちは皆、細長い針のような歯で噛まれた傷を負っていた。調査チームは、ちょうど事故が発生し始めた時期に、環境の変化を察知していた地元の専門家たちの証言を得ることに。そして、襲撃事故を起こしたと考えられるシロワニの実態を探るべく、ディーバがノースカロライナ沖の海に潜り、手がかりを求める。

カリフォルニアのモロベイで女性サーファーが、ホホジロザメにサーフボードを噛まれる事故が発生。さらに冬のカリフォルニアでは通常ならサメは姿を消しているにも関わらず、そのエリア周辺では冬の襲撃事故が集中していた。その謎を解明するため、調査チームは世界中で手がかりを求め、南アフリカ、オーストラリア、イスラエルへ。さらにラボでは、ホホジロザメの驚異的な生態が明らかになる。

オーストラリア東海岸の小さな町バリナ周辺のビーチで、サーファーがホホジロザメに襲われる被害が相次ぐ。調査チームは、地元住民がささやく「砂浜に埋められたクジラの死骸がサメを引き寄せている」というウワサを検証し、古くからの通説を覆す。恐るべきハンターと考えられているサメの驚くべき生態とは。さらに、ラボのデータ分析により、バリナでのサメ襲撃事故の背景にある衝撃の真実が明らかになる。

オーストリアでフォイルサーフィンをしていた男性がサメに襲われた。フォイルサーフィンはボードについた２枚のウィングで波に乗る新しいマリンスポーツ。その特殊な形態に、サメを引き寄せる要因があるのだろうか？調査チームはフォイルボードの特性を学ぶため、流体力学の専門家のもとを訪れる。そして、サメの感覚器官の働きを分析し、何が噛みつき事故を誘発するのかを探るため、検証実験を重ねていく。

世界各地の珍しい場所で発生したオオメジロザメによる襲撃。サメがいるとは予想できない水域でスイマーたちが襲われた、これらの事故を結びつける要因とは一体何なのか？ディーバは驚異的な力を持つオオメジロザメの独特な体の構造を分析し、他のサメが入ってこられない意外な生息地を占拠できる理由を解き明かす。さらに現地調査では、サメの感覚を実験するため、サメたちに至近距離で迫る。

南アフリカの沿岸、プレッテンバーグベイでサメがカヤックに噛みつく事件が発生した。ブラジルを含め、今まではサメ襲撃事件が滅多に起きなかったエリアでの事故が多発している。調査チームはまず、人間がなぜ忍び寄るサメに気づきにくいのかを検証する実験を行う。そしてサメ襲撃事件多発エリアの変化について研究した専門家の意見を交え、サメが元の狩場から移動した原因を探るべく、周辺の環境の変化を調べる。